T41-EP Book発売
T41-EPの解説本「Software Defined Radio Transceiver: Theory and Construction of the T41-ep Amateur Radio SDT」がAmazonにて2022/04/04より発売されていました。groups.io にて気付いた方がおられ、話題になっていました。著者のW8TEE局Jack OMによると、早速に加筆する予定がありアナウンスを控えているそうです。脱稿したとたんに加筆したくなる心境は良く分かります。
素敵な表紙ですね。洋書ですが、日本Amazonでも購入することが出来ます。残念ながら電子版はなくペーパーバック版のみでした。Amazonの試し読みで目次を閲覧することができます。379ページ以上の大著です。洋書は高価な上、印刷本は断捨離中ですが、こればかりは食指が動きます。
追記(2022/04/16)
T41-EPのオリジナルPower Ampの整合のためにフィルタが必要になる可能性が顕現し、加筆を考えていた模様です。最終的に抵抗のみで整合できる目途となったため、Jack OMよりT41-EP Book発売の正式アナウンスがありました。変更は回路図のみで済み、最終回路図他のOpen Sourceは3/19-22 5/19-22開催のFDIM(Four Days In May)での講演後に発表するとのことでした。
昨夜、T41-EP Bookを入手したという欧米Hamからの投稿が続々とありました。今日になって当局の手元にも届きました。日本Amazonが洋書を何冊仕入れているのか不思議でしたが、最後のページを捲って納得です。「Printed in Japan 落丁、乱丁本のお問い合わせは・・・」との文字が。オンデマンド印刷だったんですね。
肝心の中身は、ハードとソフトの両方の説明があり、SDRの入門には好適と思いました。数式は控えめで、信号処理の数学的側面については参考文献に誘導するスタイルです。フォントは大きいので文章を読むのは大丈夫ですが、回路図はスケールが小さく老眼には厳しいです。回路図はOpen Source公表後にPDFをPCで参照するのが良いと思いました。